中小企業診断士試験+独学

1次試験は独学で合格できます。

独学で中小企業診断士試験には合格できますか?
これから診断士試験を学習しようとする人にとって、一番気になる事かもしれません。

私は養成課程に通って中小企業診断士の資格をとりましたが、1次試験は独学で合格しました。ですので、1次試験は、独学で合格できます。

養成課程の同級生の内、資格の学校に通って合格したのは1/3程度、その他の2/3の仲間は、通信講座かテキストのみの独学です。
平均すると、皆さん約2年の学習で合格していたようです。
仕事をしながら、自分で時間を作って勉強した方がほとんどです。

私はLEC,TACの通信講座、TBCのテキストを使って1次試験に合格しましたが、1次試験合格までになんと、6年の歳月を費やしました!
同級生の中では飛びぬけて時間がかかったのではないかと思います。
通学してみっちり学んでいれば、もしかしたらもっと早く合格していたかもしれません。

私は通学できない環境であったため、かなり遠回りをしました。
また、毎年ゴールデンウイークが終わってから勉強を始めるという悪循環を繰り返していたため、前年度に勉強していた内容はほとんど忘れてしまっていました。
友人たちから「いい加減にあきらめろ」と言われていましたが、診断士試験の勉強が、自分の人生に、仕事に、教養に役に立つと知っていたので、「無期限で参加できる夏の甲子園」だと思い、勉強を続けました。

しかしながら、落ち続けると、何年もモチベーションを維持するのが大変です。診断士試験に年齢的なハンディはほとんど無いと思いますが、7科目というのはかなりの重圧があります。私のやり方は、悪い見本と考えてください。

短期決戦で臨む方が効率が良く、学校に通ってテクニックを学び、目的を共にする仲間と切磋琢磨しながら学習したほうがモチベーションが維持できると思います。
(診断士の勉強しているんだから、その位早く気が付け!)
1次試験は絶対評価なので、60点以上とれば誰でも合格です。他人を蹴落として、競争に勝ち抜くわけではありません。分からない所や得意分野を仲間で教えあう事も可能です。

診断士の1次試験は、受け続ければいつか合格します。
科目合格すれば、2年間有効です。
科目を絞り込んで、勉強するのも一つの手です。
診断士試験の受験科目は今年度易しかった場合、翌年は難化する傾向があります。
なので、何度でもめげずに受け続けていれば、たまにとんでもなく簡単な年にヒットする事があります。

私の例を挙げると、大の苦手だった財務会計について、6年目に初めて合格しました。試験中に「易しい!」と確かな手ごたえがあり、これは合格したと思いました。思った通り、平均点も例年より高く、64点でなんとか合格しました。掛け算すら忘れかけていたおっさんでも、粘り強く受け続ければ、いつか合格するのです。それ以前の5年間は、2回も40点以下で足切りに会い、本当に涙を流しました。
多少は実力がついた部分もあったかもしれませんが、運も味方してくれたと思います。

一方、診断士試験で結構あるのが、科目によって試験問題が難しすぎる場合です。平均点が40点を切ってしまい、ほとんどの受験生が足切りになって2次試験に進めない。といった状況です。
その場合、得点調整が行われ、受験者全員に4点プレゼント!等あります。
また、設問にミスがあり、解答が2つになった場合や、設問自体が成立しないという事もあります。その場合は基本、不公平にならないように、受験者全員に加点されます。
私が受けた年で、経営法務の問題で2問の設問不備があり、受験者全員に8点プラスされた事もありました。
診断士試験は、問題が完璧で、絶対の正解が常にあるのではない、という事も覚えておいてください。

その逆、平均点が高すぎて、マイナスされる!といった事は無いのでご安心を。

あきらめたらそこで試合終了だよ。

出所:SLAM DUNK 安西先生

何度でも挑戦してください。やり続けてください。
中小企業診断士試験は、人生にとって必ず役に立ちます。


2次試験も独学で合格できる人もいます。

個人的には、養成課程で(学校により半年~2年)実践経験を積みながら診断士としてのスキルを身に着けることをお勧めしますが、もちろん独学で2次試験に合格している人も沢山います。
中には、2次試験に合格しているのにわざわざ実務を学びたいからと養成課程に来る人もいました。
合格している人の話を聞くと、ほとんどの人が通学か通信講座で実践的なテクニックを学んで合格していました。

2次試験は記述がメインなので、正確な解答があるわけではありません。
「本を読んで、解答を出題者の考え方に寄せた」「1年目に落ちた後、ほとんど勉強せずに2年目受けたら、なぜか合格した」といった人もいたので、地頭が良い人ならば、独学でもいけるのだろう、、と庶民の私は思っています。

2次試験は(恐らく)相対評価なので、ハードルが高くなります。今後診断士の人気は上昇していく事が予測されますので、競争は激化するかもしれません。

2次試験を受けるチャンスは2回ありますが、1回目で落ちて、翌年2回目また落ちると、また1次試験7科目の受けなおしになります。
あんなに大変な学習を、また一からやりなおし・・
モチベーションを維持するのが大変です。

私は1次試験に合格した後、早々に大学院の養成課程での学習を選びましたが、今でもこの選択肢は間違っていなかったと思います。


まとめ

私の診断士試験のおすすめ勉強方法は、
まず1次試験は、資格の学校で1年前から勉強スタート。ここで基礎を学んでください。やはり最初は人にものを教えてもらうというのは、非常に有効です。
こんなエピソードがあります。有名なシェフが、何十年もかけてたどり着いた究極の料理がありました。ある人が、あなたのレシピがあれば、素人はそこにたどり着くのにどの位かかりますかと聞くと、シェフは少し考えて、「1日」と答えたそうです。それほど、試行錯誤してやっとたどり着いた産みの苦しみに比べて、人に教えてもらうというのは効率的なのです。

1次試験に落ちたら、その後は独学で勉強を続けてください。1年目に学校で基礎を学んでいるので、2年目は自分で学習方法を模索する事ができます。
2年目以降は、本屋さんで診断士のテキストを見て、自分に合いそうな教科書で勉強するのがベストです。私はLEC,TAC,TBC,全ての授業動画を見ました。先生との相性もありますが、教えている内容は大体同じなので、最終的には過去問と解説さえ繰り返しやっていけばいつか合格すると思います。

2次試験は、受けずに養成課程へ行く事をお勧めします。実務の経験が積めますし、何よりも仲間ができます。

怠けだすとどんどん怠けます。三日坊主にならないように、1日1分でも良いので、必ず勉強を続けてください。
あなたの状況は、勉強をしなければ絶対に変わりません。
来月のあなたも、来年のあたなも、10年後のあなたも、そのままです。

拳児郎
  • 拳児郎
  • このブログは、あるおっさんが、趣味と実益を兼ねて学習した「中小企業診断士試験」についての記録である。
    さしたる学歴も教養もないおっさんが、診断士試験の学習を始め、7年もかかってなんとか合格した奇跡を通じて、その原動力となった愛と信頼を、余す所なくブログ化した物である。